夫のことについて、少しずつ書いていきたいと思っています。

夫が突然、私と息子達の前からいなくなってしまったのは、長男が大学生で他県におり、次男が高校3年生の時でした。丁度、受験の真っ最中で、受験、お通夜、告別式、受験みたいな日程で、今、思えば本当に辛かっただろうなと思います。

何校目かの受験に向かったはずの次男が駅のホームから、「もう、受けに行かなくていい?すごく、すごく疲れた」と電話をしてきた時の声を覚えています。

夫が亡くなってすぐから、次男がずっーと聴き続けていた曲があります。

Aviciiの「The Nights」です。

Avicii はスェーデン出身の音楽プロデューサーで世界的にもとても有名な方でしたが、私は当時、全くその曲を知りませんでした。ある日、あまりに次男がずっーと聴いているので、私も聴いてみようと思いました。軽快な中になんだか切なさの滲むとても心に残る曲でした。ある日、英語の歌詞の意味を何気なく調べてみて、私はひとりで大泣きしました。

父親が息子に語りかける内容でした。

「父さんは言った。この海岸を超えて遠くまで旅に出るんだ。決して、人生を諦めてはいけない。もしも、不安を感じたら、父さんのことを思い出してほしい。父さんは、そう教えてくれたんだ。父さんは、そう話してくれたんだ。」

my father told me のリフレインで曲は、終わりました。

この曲を次男はどんな気持ちで毎日、聴いていたのだろう。そう思うだけで、胸が詰まりました。「The Nights」を聴いて泣きながら、運転したことを思い出します。

あれから10年経ち、今も、Aviciiの曲は、大好きです。次男と2人で、ストックホルムのAvicii Experience に行くのが夢です。私が時々、「あー。お父さんとLINEがしたいなー」なんて言うと、「LINEができなくても、いつも、近くにいるよ」そう言われてしまいます。

彼の中には、たくさんの

「my father told me 」があって、父親が言ってくれたことひとつ、ひとつが残っている。きっと、不安な時には、父親を思い出してるんだろうな。

夫との繋がりは、決して消えないことを教えてくれています。